どうも、とがみんです。
プログラミングをする中で、よく出てくるのが「変数」です。
この記事では、「変数」とは何かについて紹介していきます。
変数とは
みなさん、「変数」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。
名前の通り、変化する数だと考える人もいれば、小学生、中学生の算数、数学の授業で習った「x」や「y」といったものを思い浮かべる人もいるかと思います。
じゃあ、プログラミングにおける「変数」とは一体なんなのか。
プログラミングにおいて、「変数」とは、数値や文字列などのデータを保持する仕組みのことです。
データを入れるための「箱」とイメージするとわかりやすいかもしれません。
上の図のように、変数とは数字や文字列のデータを入れる箱であり、プログラムを書く際はvar x = 123456のように書きます。
次に、プログラミングにおいて、変数の使い方の説明をします。
変数の使い方
変数の使い方については、主に以下の3ステップがあります。
- 変数を宣言する
- 値を代入する
- 値を取り出す
1 2 3 4 5 6 7 8 | //変数を宣言する var 変数名 //変数に値を代入する var 変数名 = 値 //値を取り出す print(変数名) // => 値 |
次に、変数を使うメリットについて説明します。
変数を使うメリット
変数を使うことによって得られるメリットについてです。
変数を使うメリットとして、主に2つあります。1つは、変数を使うことによって、プログラムを変更する際の手間を省くことができます。
もう1つは、プログラムを変更する際、変更箇所が減るので、変更ミスを減らせるということです。
例えば、以下のように、「2の段の計算結果を表示するプログラム」を書いたとします。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 | //2の段の計算結果を表示する。 2*1 => 2 2*2 => 4 2*3 => 6 2*4 => 8 2*5 => 10 2*6 => 12 2*7 => 14 2*8 => 16 2*9 => 18 |
このプログラムを、もし、3の段の計算結果を表示させるプログラムに書き換えたい場合、上記の左側の2を全て3に書き換えないといけません。
何回も書き直さないといけない上に、書き換える際、値の打ちミスをしてしまう可能性もあります。
しかし、変数を用いて、以下のように書き直した場合、一箇所変更するだけで、3の段、4の段等の計算結果を表示するプログラムに書き換えることができます。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 | var x = 2 x*1 => 2 x*2 => 4 x*3 => 6 x*4 => 8 x*5 => 10 x*6 => 12 x*7 => 14 x*8 => 16 x*9 => 18 |
「var」と「let」の違い
「Swift」では、変数を宣言する際、変数名の前にvarまたはletをつけます。
これらの違いについて説明していきます。
varで宣言した変数は、後から変更できるのに対し、letで宣言した値は後から変更できません。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 | //「var」で宣言した場合 var x = 2 x = 3 print(x) // => 3 //「let」で宣言した場合 let x = 2 x = 3 // => エラー print(x) |
letで定義した変数の中の値を後から変更するとエラーが出ます。
なぜ、このような後から値を変更することができるvarとできないletが存在するのかというと、プログラムの不具合を見つけやすくするためです。
プログラムを書く際に、今後変更されて欲しくない変数を定義する際に、letを利用することによって、
もし万が一、それが変更されてしまった場合に、エラーを吐き出してくれるので、プログラムの不具合を見つけやすくなります。
まとめ
変数について説明しました。
変数とは、データを保持する箱のようなもので、
変数を利用することによって、プログラムの変更の手間を省けたり、変更のミスを防げるといったメリットがあります。
また、変数を定義する際varとletの2通りがあり、letは予期しない値の変更を防ぐことができます。
はい。