簿記

【簿記の勉強記録】簿記とは?なぜ帳簿記入するのか。

どうも、簿記勉強中のとがみんです。
簿記とはなにか、なんのために簿記が必要なのかについて、いろいろ調べたので、まとめていきます。

簿記とは?

簿記とは、帳簿記入の略で、会社が日々行う経済活動を帳簿に記録するための方法です。
取引の記録や、もうけ、財産の集計を行うために使われます。

例えば、100円のりんごを仕入れた場合、「100円分のりんごを仕入れたこと」と「100円分のお金が減ったこと」を帳簿に記録します。

なぜ帳簿に記入するのか

なぜ帳簿に日々の取引やもうけ、財産を記録するのかというと、その目的は「財政状態」と「経営成績」を把握するためです。

財政状態とは?

「財政状態」とは、企業資本の運用形態である「資産」と、その調達源泉である「負債」・「純資産」の状態のことを言います。

帳簿記入を通して、「貸借対照表(BS:Balance Sheet)」を作成し、財政状態を把握します。

資産:貨幣を尺度とする評価が可能で、将来的に収益をもたらすことが期待される経済的価値のこと。土地、建物、証券など。
負債:将来的に、他の経済主体い対して、金銭などの経済的資源を引き渡す義務のこと。
純資産:資産総額から負債総額を差し引いた金額を指す。

LINE株式会社の貸借対照表

>(追加)2020年12月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)の要約四半期連結財務諸表及び主な注記について

経営成績とは?

経営成績とは、一定期間(会計期間)にいくら使ったのかという「費用」と、どれだけ儲けたかという「収益」を示すものです。

帳簿記入を通して、企業の経営成績を報告する「損益計算書(PL:profit and loss statement)」を作成し、経営成績を把握します。

収益:資本取引以外の会社の活動による資産の増加。
費用:生産や取引などの経済活動に伴って支払う金銭。

>(追加)2020年12月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)の要約四半期連結財務諸表及び主な注記について

なぜ財政状態と経営成績を把握したいのか

なぜ財政状態や経営成績を把握する必要があるのかというと、それらを他者に報告する必要があるためです。

そして、その目的は銀行や株主からの「資金調達」や、安定した基盤があることを示し「採用活動」に役立てること、また「会社の来期の予算を立てる」といったものがあります。

その会社に投資するかどうかを判断するために、銀行や株主は貸借対照表や、損益計算表を参考にします。

株式会社LINEの決算書を見て、分析している記事があったので参考までに。

まとめ

簿記とは何か、なんのために帳簿記入するのかについて整理してきました。

資金調達や採用活動、今後の予算計画に生かすために、正確な取引の記録や、もうけ、財産の集計を行い、「財政状態」や「経営成績」を正確に把握する必要があるって感じですね。

はい。