どうも、とがみんです。
生きている中で、あらゆるところで「税金」という言葉を聞くと思います。
そして、「税金」という形で、あらゆる場面で何気無く、お金を払っている人が多いかと思うのですが、
そもそも税金ってなんなのか、税金にはどんな役割があるのか、
この記事では、税金とその役割について解説して行きます。
そもそも税金って何?
そもそも税金って一体なんなのか。
財務省のホームページには以下のように書いています。
税金とは、年金・医療などの社会保障・福祉や、水道、道路などの社会資本整備、教育、警察、防衛といった公的サービスを運営するための費用を賄うものです。みんなが互いに支え合い、共によりよい社会を作っていくため、この費用を広く公平に分かち合うことが必要です。
つまり、税金とは、国民全体にとって必要なサービスや仕組みを整え、よりよい社会を作っていくための費用という事になります。
税金はより良い社会を作っていくためのお金ですが、税金の徴収の仕方から、様々な役割を担っています。
次に税金の役割について説明していきます。
税金の4つの役割
「税金」という仕組みが、社会においてどのような役割を担っているのかについて説明していきます。
主な役割として4つあります。
- 公共サービスの資金調達
- 所得の再分配
- 景気の調整
- 政府の政策の手段
これらについて簡単に紹介します。
公的サービスの資金調達
財務省のホームページにも書かれている通り、税金の第一の役割は、公的サービスを運営するためのものです。
病気、出産、老化、失業などの生活上の問題等、最低限の生活が送れる水準を誰もが確保するための社会保障、
水道や、道路等の社会資本の整備、
教育、警察、環境保護等公共のサービスをより良くしていくために使われます。
所得の再分配
税金は、所得、収入が多い人の方が、高い税率で税金を収める仕組みになっています。
この仕組みにより、貧富の差を是正する働きがあります。
景気の調整
税金は景気を調整する役割も果たします。
景気が良いというのは、物の売買が盛んに行われ、お金の動きが活発な状態の事です。
景気が悪いというのは、物の売買があまり行われず、お金の動きが活発でない状態の事です。
景気が良すぎると、みんながみんな物を買うので、需要ばかり高くなってしまい、供給が追いつきません。
どんどん物の値段が上がり、お金の価値が下がっていきます。
それと同時に会社は商品を作れば作るほど売れるので、会社の収益は増加します。社員の収入も増加します。
収入が多ければ多いほど、課税額(課税対象の金額)が増えるので、税率が上がります。これは景気を抑制する方向に働きます。
逆に景気が悪い時は、課税額が減少し、税率が下がるので、景気を刺激する方向に働きます。
このように、税金は、自動で社会の需要と供給を調整しバランスを保つように働き、景気を調整する役割を持っています。
政府の政策の手段
税金は政府の政策の手段として用いられる事もあります。盛んにしたい事柄に対しては、税金を優遇する政策を作ったり、
好ましくない事に対しては、多めに税金を徴収する仕組みを作ります。
例えば、「電源開発促進税」は、原子力、水力、地熱発電等の施設の設置促進、運転の円滑化、電気供給の円滑化を目的とした税金の仕組みで、電源の開発を促進する手段として税金が利用されています。
また、不動産を売る時にかかる税金は、保有期間によって税率が異なり、短期間しか保有していないのに、売った場合は重い税率がかかります。
これは、短期的な土地の売買で利益をあげる事を防止するためです。
このように、政府の政策の手段として、税金を優遇したり、重くしたりします。
まとめ
税金とはなんなのか、なんのためのお金なのか、その役割について説明してきました。
以下がこの記事のまとめです。
税金とは、国民全体にとって必要なサービスや仕組みを整え、よりよい社会を作っていくための費用。
税金の役割は主に4つ。
- 公共サービスの資金調達
- 所得の再分配
- 景気の調整
- 政府の政策の手段
はい。
この記事は、以下の参考文献を参考に解説したものになります。
より、詳細を知りたい方は以下の参考文献もどうぞ。